ご相談内容
ドライバー等長いクラブでトップからクラブを振り下ろせなくなってしまいました。
お答え
クマピーさん、ご相談ありがとうございます。
ゴルフをされていて、ドライバーなどの長いクラブでトップから振り下ろせなくなってしまうお悩み、大変お辛いですよね。
本来楽しいはずのゴルフも、実力を発揮できず、「本当はできるのに」といったもどかしい思いを日々されているのではないでしょうか。
現状につきまして、実際にプレーする姿を見たわけではありませんので判断はできませんが、クラブを振り下ろせなくなってしまうことにつきまして、クマピーさんの心理的な葛藤が影響していることが考えられます。
例えば、「失敗したらどうしよう…」「ミスを見られたら恥ずかしい」「周りに迷惑をかけたくない」などといった不安や恐怖の感情が「失敗してはいけない」という強い観念を生み出し、打ち出すことへの無意識の抵抗となっているなどの可能性もございます。
そのような場合、「打ちたい」という思いよりも「失敗を避けたい」という思いの方が強く働くため、無意識下では「打たない方が安全」といった指令を脳が身体に送ることとなります。
そのため、意識では「打ちたい」と思っても、無意識では「打ちたくない」という心の葛藤が生まれ、その結果、無意識に身体をストップさせてしまっているということも考えられます。
特に、ドライバーでのショットなどの場合ですと、周囲からの視線も気になりやすかったり、物理的なクラブの長さや軽さなどによって繊細さが求められるために通常よりもそのような心理的な葛藤による緊張がプレーへと影響しやすいのではないかと思われます。
本来、自然に身体が動くときというのは、心からワクワクし、「こう打ちたいな」「ああいうショットができたらいいな」というように自分がなりたい姿が自然と思い描かれるものです。
もしかすると、今のクマピーさんは、成功するイメージよりも失敗するイメージが浮かんでしまい、「こう打たなきゃいけない」「あっちに打ってはいけない」のように少し窮屈になってしまっているのかもしれません。
レベルが上がるにつれて、自分の求める基準も上がり、細かいフォームが気になったり、できない自分を責めてしまったりと、「純粋に楽しむこと」への喜びが薄れてしまいがちです。
もし迷いを感じた時には、ゴルフを始めたころの気持ちに帰り、もう一度ご自身の成長を楽しむ事に目を向け、ゴルフに打ち込む事も大切な事の様に思われます。
また少し技術的なお話をさせていただきますと、呼吸もプレーに関係してまいります。
「クラブが振り下ろせない」「途中で止まってしまう」という方の傾向として多いのが、呼吸を止めてしまい、息を吐き出せていないことです。
力を抜きつつ息を吐きながらプレーしてみると、いつもよりも楽にプレーができるようになるかもしれません。
また日常生活におきましても、言いたいことを我慢せずに吐き出すように意識されることで、迷いがなくなりストレスが軽減されることへもつながります。
当所では、心理分析やカウンセリング、無意識のメンタルトレーニングを通して、ご自身では気づけない無意識の感情と向き合い、乗り越えるお手伝いをしております。
もし機会がありましたら一度当所へもお越しになられてみてはいかがでしょうか。
クマピーさんの現状を乗り越えるお力になれれば幸いです。