ご相談内容
中2の息子のことです。野球のクラブチームでピッチャーをしています。先日、今シーズン初の公式戦の先発で投げました。それまでの練習試合・練習でとても調子よく、本人も投げることが楽しくてたまらないといっておりました。しかし公式戦ではストライクが入らず、挙げ句の果てにセンターオーバーを打たれ3失点。1アウトも取れず交代しました。次の日の試合も同様な内容で交代。
監督やコーチからは「ストライクが入らないならマウンドにあがるな」と言われました。試合前の練習やブルペンでは調子が良いのです。マウンドにあがるとストライクが入らない。本人はどうしてよいのかわからず、悩んでおります。練習や走り込みが足りないとこれまで以上に励んでおりますが不安がぬぐいきれず沈んでいます。
お答え
こんにちは。
ご相談頂きありがとうございます。
親御さんの立場として息子さんの悩まれている姿を近くで見届けることはもどかしく辛いことでしょう。
息子さんに本来のプレーをしてもらい、以前のように楽しんで野球をしてもらいたいという思いが伝わってまいります。
息子さんの現状について、練習やブルペンでは調子が良いが、試合になるとストライクが入らなくなってしまうとのこと。
これから活躍が期待されるお年頃でもありますから、本人としても親御さんとしても不安を抱えられていることと思います。
またそのような状況の中でも練習に励まれている息子さんですから、一生懸命できっと本来の実力も高いのでしょう。
ではなぜ試合になるとストライクが入らなくなってしまうのでしょう?
実際に息子さんとお話をして、試合での感情や過去の経験などお聞きして見ないとわからないことではありますが、そこには何かしらの原因があるように思います。
例えば、試合になると「勝たなければいけない」「負けられない」という強い思いから体を緊張させ、本来のプレーができなくなってしまうことや、「負けたらどうしよう」「ストライクが入らなかったらどうしよう」という予期不安、監督やコーチからプレッシャーによる恐怖、日常生活の中での我慢など、様々な要因から試合になると本人の無意識のうちに体に力が入ってしまっているのかもしれません。
体がどんなに調子が良くても、心の中で不安や恐怖を感じている状態では、心と体のバランスが崩れてしまい、パニックを起こしてしまいます。
練習とは違った試合という状況がそのような状態を引き起こし、うまくいかないことからさらに自信を失ってしまっているのかもしれません。
現在の息子さんの状況だと「どうしたらいいのかわからない」と不安や悩みを多く抱えていて心身共にいっぱいいっぱいのように感じられます。
そのような状態で練習に取り組んでいては本来身につくものも身につかず、よけいに心身が疲弊してしまいますので、一度ゆっくりと休ませてあげてみてはいかがでしょうか?
親御さんの立場としてはなんとかしてあげたいと思われることと思いますが、あまりに心配をかけすぎるとかえってそれがプレッシャーとなり兼ねません。
苦しいことと思いますが、本人が自力で乗り越えることを信じて優しく見守ってあげてください。
また本人から何か相談などがあった場合には相談に乗ってあげてください。
もしそれでも苦しい状況が続くようでしたら、当初でも初回は無料でご相談にのらせていただいていますので一度お越しになって見てはいかがでしょうか?少しでもお力になれれば幸いです。