上から投げれなくなってしまいました。(YOSHIさん)

ご相談内容

自分はキャッチャーをやっています。

ブルペンで受けることが多かったのですが、ピッチャーの上にある屋根の上に投げてしまい、そこから上から投げれなくなってしまいました。

(肘が先にでてしまって)しかし、遠投は全然上から投げれます。塁間は投げれず対角線はたまにしてしまいます。

お答え

YOSHIさんはじめまして。

ご相談いただきありがとうございます。

投げることに対して違和感を感じられているとのこと。

思い通りに投げられないことにもどかしさを感じ、悩まれているご様子が伝わってまいります。

キャッチャーというポジションであることも、他のポジションよりも投手のリードなど考えることが多かったり、投げる機会が多いことから、悩まれる要因となっているのではないかと思います。

詳しいことは、実際にお話をお伺いしたり、プレーを見ないことには判断しかねますが、ブルペンでの暴投がきっかけとなり、「またミスをしてしまうのではないか」という予期不安があったり、また、遠い距離よりも近い距離の方が投げられないということから、「近い距離だからできて当然」という思いから無意識に緊張や力みへと繋がってしまっているのかもしれませんね。

今まで当たり前にできていたことも、ちょっとしたことがきっかけとなり、気になって仕方なくなったり、思い通りにいかなくなってしまうことがございます。

例えば、また失敗することは恥ずかしいと人目を気にしてしまい、失敗することを過剰に恐れてしまったり、そこから今まで気にならなかった周囲からの視線も気になってしまうようになってしまう場合もあります。

同じ失敗をしても、気にせずにいる人もいれば、悩んでしまう人もいる中で、YOSHIさんにこのような症状が現れたことには意味があるのではないかと感じます。

例えば、ご家族や指導者の方、チームメイトなどへ日常から本音が言えずにいたり、ありのままの自分を出せずにいたりなど、ご自身では気付かずに我慢をされていることもあるのかもしれません。

本音を言えずにいる中、本来のご自身をさらけ出せずに我慢をされている中では、失敗する姿を見せることに恐怖心を感じるのも仕方のないことかもしれません。

症状はそのような無意識の我慢が積み重なり溢れ出たものではないかと思います。

ご自身の意識下では気にしていないつもりでも、そのような無意識からくる不安や恐怖が本来の動きを邪魔してしまっているのかもしれませんね。

また、心理的には、近い距離に投げることが苦手な人は、人間関係においても近い距離の人に言いたいことが言えない場合が多いです。

イップスという言葉の語源には、思いや言葉を吐き出すという意味合いが含まれます。

相手に対して、言いたいこと、本音が言えずに抑えてしまう心、「迷惑をかけてしまうのではないか」という予期不安、また、「近いからできて当たり前」などの思いが近い距離の相手に対しての無意識の緊張や不安へと繋がってしまっているのかもしれません。

またもしかすると、そのような心理的な影響などから、近い距離を投げるのが難しい投げ方になってしまっている可能性もございます。

上から投げなければいけない、肘が先にでてしまってはいけないという思いから、上から投げようと意識するあまりに肩などに必要以上に力が入ってしまっていたり、気にしてしまうことから形にこだわりすぎてしまっているのかもしれません。

また、ご自身では上から投げていないように感じても、実際には上から投げているなどいっぱいいっぱいになっている中で、自分の感覚と実際の動作とのズレが生じているケースも少なくありません。

YOSHIさんは現在の状況について、身近な方などへのご相談などはされていらっしゃいますか?

もしかすると、辛くても我慢をされていたり、考えたくなくても考えてしまう状況の中で頭も心も休まっていない状態なのではないでしょうか?

なんとかしようと焦れば焦るほど余計に思い通りにいかなくなってしまうこともありますので、まずは一度ゆっくりと休まれることも大切です。

そして力が抜け心身ともに十分に余裕が持てる状態になることで、今まで気づけなかったことにも気づける場合がございます。

例えば、必ず上から投げなくても、自分が投げやすい投げ方でもいいなどの違った考えを持てたり、広い視野を持てることで新しい気づきが見つかり、本来の自然な動きやパフォーマンスも取り戻せるきっかけにもなるのではないかと思います。

もし身近な方へ相談することが難しいようでしたら、当所へも一度相談へお越しになられてみてはいかがでしょうか?

詳しいお話もお伺いした上で乗り越えるお力になれれば幸いです。