ご相談内容
今までコーチや指導者の言われたことをやってきてある程度の成績を残せるようになりました。しかし、ある日、突然違和感を感じるようになりました。その違和感は投球やバッティングに影響し、不安になることがあります。特に試合になると不安になります。この不安は何なのでしょうか？また何とかできますか？
お答え
こんにちは。
ご相談頂きありがとうございます。
Aさんは今まで指導者の方と共に一生懸命野球に打ち込んでこられたのですね。
指導者の方のアドバイスを受け入れ実践し、それを自らの力に変えることは、素直に取り組める真面目さや実践するための素質なども関係しますから、実績を残せるほどの実力をつけられているAさんはきっと能力が高く真面目な性格なのだと感じます。
そんな中、突然不安や違和感を感じるようになったとのことですが、ご自身としては急に身に起きたように感じられると思いますが、そのような不安や違和感には何か理由があるように思います。
きっとそこにはAさんが精神的に自立し大きく成長するためのサインが表れているのではないかと思われます。
例えば、指導者の言われたことをやるという中には、「指導者に認められたい」「指導者に怒られたくない」などの意味合いも含まれます。
そのような感情の場合、自分自身のプレーに対しての他者の評価を気にして野球をしていることになりますから、プレーする本人の「どうしたいか」という気持ちがわからなくなってしまいます。
練習ではコーチの言われた通りに実践すればいいため、不安を抱えることは少ないかとは思いますが、いざ試合になると実際にプレーするのはAさん自身ですので指導者から離れて自分自身の力でプレーしなければいけません。
その際にAさんがどうしたいのかという意思が明確になっていなければ、いくら頭ではわかっていても体は思うように動きませんよね。
本人が野球をそこまでやりたいと思っていないにも関わらず指導者の方からの厳しい指導があることで、それに違和感を感じるなどのケースもあります。
一度Aさん自身がどうしたいかという自分を見つめ直す時間を作ってみてはいかがでしょうか。
実際にAさんのお話を直接お聞きしたわけではありませんのでわかりかねますが、コーチや指導者がどうであるかよりも自分自身がどうしたいかと言う感情に目が向いたときにその不安や違和感は解消され本来のプレーができるものと思われます。
当所にも同じような悩みを抱える人もお越しになられますので、何かの機会に一度相談にお越しになってみてはいかがでしょうか。
何かお力になれればと思います。